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About 旧岩崎邸

旧岩崎邸について

岩崎久彌の本邸として明治29年に竣工された旧岩崎邸は、北東に不忍池、南に湯島天神(湯島天満宮)に接し、もと越後高田藩榊原家の藩邸があった旧下谷く茅町(現台東区池之端)に位置している。
洋館と和館を併置しており洋館を接客、和館を日常の生活の場として利用していた。
明治のお雇い外国人で日本近代建築界の生みの親と言っても過言ではないジョサイア・コンドル博士の作品である。
コンドル設計の現存するもっとも古い建築がこの岩崎久弥茅町本邸で1896年(明治29年)、コンドル44歳の時の作品でもある。
コンドルの初期建築に多くみられるようにコロニアル様式が特徴で、内部は英国ジャコビアン様式の重厚な設となっている。

季刊Légende No.8より

About Josiah Conder

ジョサイア・コンドルについて

ジョサイア・コンドル(Josiah Conder、1852年9月28日 - 1920年6月21日) は、イギリスの建築家。
現在の東京大学工学部の前身である工部大学校の建築学教授として来日し、明治政府関連の建物の設計を手がけた。
辰野金吾ら、創成期の日本人建築家を育成し、明治以後の日本建築界の基礎を築いた。
鹿鳴館やニコライ堂、三菱一号館など日本の近代化の中で果たした役割は計り知れず、現在も本郷の東京大学にはコンドルの銅像が立っている。
のちに民間で建築設計事務所を開設し、財界関係者らの邸宅を数多く設計した。
日本女性を妻とし、河鍋暁斎に師事して日本画を学び、日本舞踊、華道、落語といった日本文化の知識も深かった。
コンドルは河鍋暁斎からイギリスの暁斎を意味する「暁英」の号を与えられるほどであった。

季刊Légende No.8より

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